ViMiCa 美・味・果 代表より

美・味・果の理念として徹底した『美味しい感動体験の提供』をかかげております。

私は、大学卒業後に大手建設会社に入社しました。建設現場の現場監督になり、日々現場内を動き回っていました。建設会社の特徴として、工事請負契約をして現場が始まります。そして、協力業者と下請負契約をします。建設工事が始まる時点で、この工事の上限金額が決まっているのです。そして、工事請負契約の金額と協力業者との下請契約の金額の差が利益となります。請負契約とは、文字の通り『うけまけ』契約なのです。請けたら負けなのです。勝負は、契約前にかかっているのです。これらは建設会社だけに当てはまる事ではありません。ほとんどの大企業の下で働く零細・中小企業は下請け企業なのですから。

私は建設会社を退職した後、実家のいちご農家になりました。今まで農家に関してあまり関心がなかったのですが、自分が農家になって愕然としました。

この“うけまけ”勝負の請負契約より、農家の市場経由出荷はもっと問題が大きいのです。市場経由ですと、農家には一切、価格決定権がありません。きっと日本経済が右肩上がりの時期には、この問題が顕在化してこなかったのだと思います。しかし、長い不況・農産物の輸入によって、多くの零細・中小農家が低価格による低収入で喘いでいます。

そこで農家と当社とが、お互いにパートナーとなり、相手が儲かると自分も儲かる商売、そして、買っていただいたお客様も喜ぶ商売がしたいと思ったのです。 

この指とまれ!

この指とまれ!

ずっとそんな商売は出来っこないと思っていましたが、ある日、あるビジネスプランを思いつきました。

 私はこれしかないと思い、このビジネスプランに賭ける決意をしました。それが、このプランです。ViMiCa 美・味・果は、こうして誕生しました。

 また私は、この会社を今までの会社組織と同様な組織ではなく社員一人ひとりが会社経営に参加できる組織にしたいと思っています。アメリカのネット通販大手のZapposのCEO:トニー・シェイの本を読み、マネジメントの巨人:P.F.ドラッカーの『マネジメント 基本と原則』、『イノベーションと企業家精神』も読みました。まだまだ路の途中ですが、いつまでも考えているだけでは前に進みません。

 行動する時が来ました。一歩一歩進んで行きます。宜しくお願いします。

ViMiCa 美・味・果 代表 岩崎満洋